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バターになろうとしたマーガリン
バターになろうとしたマーガリン  マーガリンが発明されたのは、1869年のこと。ナポレオン3世が高価なバターの代用品を募集したのがきっかけでした。以来、広く食品に用いられるようになりました。一方、パンやケーキ、クッキーにマドレーヌ・・・それらの味と香りを支えるバターが、2007年頃からずっと不足していることをご存じですか? 猛暑をはじめ、さまざまな要因でバターの原料となる生乳の生産量が減り、2008年には、とうとう国内供給が追いつかなくなってしまいました。時を同じく海外でも、牛のえさとなるトウモロコシの値段が高騰したせいで価格が合わず、輸入バターに頼ることも難しい状況になりました。 バターがなければ、パンもケーキも、お菓子も作れません。売り物がなければ、お店や会社の経営もままならないということで、日本中のパン屋さん、ケーキ屋さん、そして食品メーカーの担当さんが、バターの確保に懸命に走り回っていました。 そんな彼らの悩みに応えたのが、カネカの食品事業から生まれた「香味材」と「BTE技術」。それまでのバター風味マーガリンは、焼き上げると風味が飛んでしまったり、時間とともに香りが薄くなってしまうという弱点がありました。しかしカネカは、積み上げてきた独自のノウハウで課題を克服。バターそっくりの味と香り、さらに生乳本来のコクまでを再現した画期的な製品を開発したのです。この新製品は『バター不足の救世主』として迎えられ、バターの需要が最も増えるクリスマスシーズンに大活躍したのでした。 この活躍も、カネカが創業以来蓄積してきた高度な油脂改質技術と発酵技術のたまもの。パンやケーキの材料であるマーガリン、ショートニング、イースト、その全てを製造・供給できる国内唯一のメーカーとして市場を見つめ続けてきたからこそ、このような製品が開発できました。 カネカはこれからも、パン屋さん、ケーキ屋さん、食品メーカーさんのため、そしてそれを食べるみなさんの笑顔のために、“ひと味”ちがう食材を生み出し続けていきます。 多くの食品にバター風味マーガリンが使われている

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