ようこそ、カガクでネガイをカナエル図書館へ。
新・プラスチックの一生
新・プラスチックの一生 「プラスチック」の工業化が成功してから、およそ100年。私たちの生活にプラスチックはなくてはならないものになりました。 しかしその一方で、プラスチックが私たちの地球環境や社会におよぼす影響が、問題視されるようになりました。 たとえば、プラスチックごみが環境にあたえる影響。プラスチックはさびたり腐ったりしないため、捨てられても自然に還ることがありません。結果として半永久的にそこに留まってしまい、まわりの環境に悪影響をあたえ続けます。 また、90年代後半にはプラスチックの焼却によるダイオキシン発生が指摘されました。これは不完全な焼却設備で焼却することによって発生するものです。現在は施設の改良が進み、排出量が10年前の100分の1にまで低減されていますが、当時は大きな社会問題となっていました。 せっかくすばらしい特長を持ち、私たちに便利な生活をもたらしてくれるプラスチック。そのプラスチックが私たちの地球環境、そして社会に寄り添っていけるよう、“自然にやさしいプラスチック”の開発が、人類全体の願いになっています。そして、その願いをかなえる新しいプラスチックをカネカはついに生み出したのです。 カネカが開発した「バイオポリマー」と呼ばれるプラスチック。これは土に埋めると短期間で微生物に分解され、水や二酸化炭素に変わります。時間経過とともに自然界で分解され、焼却の必要もない。まさに夢のプラスチックです。 そして、このバイオポリマーの誕生は、実は“ある偶然”がきっかけでした。約20年前のある日、カネカの研究員が会社の敷地から採取した土を調べていました。するとその中に、フィルムにも使えるような軟質のプラスチックを体に貯めた不思議な微生物がいることを見つけたのです。  この『生きたプラスチック工場』の大発見を機に、カネカはバイオポリマー開発をスタート。2010年には、石油にたよらない100%植物由来のポリマー量産に成功しました。バイオポリマー量産が進み、プラスチックの新しいライフサイクルが生まれることで、地球環境も、そして私たちの生活環境も、今よりもっと良くなるはずです。 自然に還る素材なので農業の現場でも活躍中

※拡大表示の本をクリックすると、元のサイズに戻ります。
※iPadからご覧の場合は、2本の指で画面に触れて頂くことで拡大表示の本をスクロールすることができます。