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お塩の意外な活用法!?
お塩の意外な活用法!? 「重要科学技術史資料」に登録された塩ビ製造装置
毎日の暮らしにかかせない「塩」ですが、実は、プラスチックの原料としても活躍しているんです。
その塩から生まれるプラスチックは「塩ビ(塩化ビニール)」と呼ばれるもの。水道水を通すためのパイプや電線の補強、輸血バッグなどの医療用具にいたるまで、さまざまな用途で活用されています。塩ビのおかげで、私たちは安全な水を飲むことができ、毎日快適に暮らせ、安心して医療を受けることができるんです。さらに塩ビは、自動車や住宅などの部材や日用品の材料としても大活躍!実は、子どもに人気の「プラスチック消しゴム」にも、塩ビが使われています。
塩ビが優れている点。それは成分の半分以上が塩(原塩)からできているので、貴重な石油の使用を抑えられる所。また、加工が容易で燃えにくい素材なので、壁紙やカーテンなどに使用することで火災によるリスクを抑えられる所です。
ただ塩ビは一時、燃やした際に「環境へ影響がある」と言われた時もありました。しかし、塩ビ工業環境協会などによるデータの提示やさまざまな働きかけによって誤解がとけ、その有用性が再び見直されはじめています。最近では「住宅エコポイント」で気密性の高い樹脂サッシが急速に普及してきましたが、この樹脂サッシも実は塩ビを活用した商品なのです。
その塩ビの量産をカネカがスタートさせたのは、今から60年以上も前の1950年のこと。以来、カネカは塩ビを製造するトップクラスのメーカーとして、発展を続けてきました。量産当時の塩ビ製造装置は国内に残る最も古い装置のひとつとして、2013年に国立科学博物館の「重要科学技術史資料」に登録されました。
この60年以上の製造の歴史の中で、カネカは塩ビにさまざまな付加機能を加えてきました。特に耐熱性に優れた特殊塩ビ樹脂は、米国やアジアに生産拠点を設け、世界規模で展開するまでに成長しています。これからも、積み重ねてきたカネカの技術とノウハウをもって、便利で安心できる暮らしを支えていきます。

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