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発泡ポリオレフィンが創る未来
発泡ポリオレフィンが創る未来
					ビーズ法発泡ポリオレフィン―――。なにやら厳めしい名前ですが、実は私たちの身近なところで使われている素材。たとえば、クルマのバンバーやドアの中。衝突などの際にエネルギーを吸収する目的で使われたりしています。
					この素材をつくることに成功したのは、カネカが発泡スチロールを開発してから10年後。
					技術的に「またまだ難しい」といわれながらも、それまでに積み重ねてきた様々なテクノロジーを集結。1973年、ついに「エペラン」という商品名で発売にこぎつけ、多くの方々から喝采を受けました。当時はシート状や丸棒のカタチをした製品は世の中に出ていましたが、“強い”だけでなく“使いやすい”発泡スチロールが求められていたのです。
					では、どう使いやすいのか。「エペラン」は、小さなビーズ状の粒。これをあらかじめ決めた型にはめ込めば思い通りのカタチにできるので、切ったり貼ったりという加工はもちろん、材料の余計なムダもなし。しかも、衝撃に強く、繰り返し使用することが可能。さらに、燃やしても黒煙や有害物質の発生が少ないなど、緩衝材としては満点に近いものなのです。
					しかも、この材料が面白いのは、まだまだ改良の余地があること。たとえば、環境面。実際に今の「エペラン」の中身は、開発当時のものと全く違います。原材料を見直し、オゾン層保護のために発泡剤を変更し、加工技術の改善をするなど、環境に対するダメージを軽減するような取り組みを続けています。また、「エペラン」をさらに強くすれば、安全性だけでなく自動車全体の軽量化につながり、燃費の向上にも貢献。技術が進めば進むほど、期待は大きく膨らんでいきます。
					私たちの「エペラン」による事業は、日本だけでなく世界へと広がっています。技術が進み、さらに世界でも活用が進めば、もっと環境やエネルギー問題などへも貢献できると考えています。				
					バンパーなどの芯材として活躍

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