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カネカの真珠。

			壊れやすいモノを衝撃から守る緩衝材。魚を新鮮な状態で長時間運ぶ鮮魚箱。熱湯を入れ熱々のものが食べられるカップ麺容器・コーヒーカップなど・・・。これらの素材である「発泡スチロール」は、私たちの暮らしにとても身近なプラスチック素材。では、この発泡スチロールについて、体積の何%くらいが空気でできているのか、ご存知ですか?
			30%?50%?それとも70%? ・・・実は約98%が空気でできています!だから、自分と同じくらいの大きさの発泡スチロールでも、らくらく持ち上げることができます。
			この発泡スチロール、原料は“真珠”に似た質感の、白くて硬い樹脂のビーズでできています。そのビーズに水蒸気をかけると、あら不思議!みるみるうちに膨らんでいき、まるでポップコーンのようなフワフワのプラスチックに変身。そして、このフワフワになったプラスチックを金型でギュッと押し固めると、なじみのある発泡スチロールができあがります。
			この発泡スチロールを拡大してみるとよくわかるのですが、蜂の巣のような、1mm程度の小さな泡が集まった構造をしています。その小さな泡ひとつひとつが空気の部屋になっていて、それが無数に集まることで、優れたクッション性や断熱性を実現することができるのです。
			カネカが、カネカの真珠(カネパール)と名付けた“発泡スチロール原料”を世に送り出したのは、今から約50年前。1965年のことでした。開発当初は思ったような構造ができなかったり、特許論争が起こったり、まさに山あり谷あり。しかし開発スタッフが一致団結することで全てを乗り越え、今では世界に誇る品質を勝ち得ています。
			今やカネカの発泡スチロールは、冒頭のものだけでなく、道路の基礎やトンネルの屋根といった交通インフラの現場など、活躍の範囲をどんどん広げています。これからもたくさんのカガク技術をギュッと集めて、この社会をしっかりと支えていきたい。その思いを胸に、さらなる研究開発を続けていきます。

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