CSR

地域・社会とともに 保安防災への取り組み

工場は、地域社会と密接な関係のもとに運営されています。
カネカグループはさまざまな安全への取り組みを通して、安全・安心の徹底を図り、地域社会から信頼される工場づくりを推進しています。

K KANEKA
J JAPAN
W WORLDWIDE

プロセス事故ゼロを目指して

K J 

カネカグループでは「安全を経営の最重要課題」と位置付けて、プロセス事故ゼロを目指した取り組みを行っています。しかしながら2015年度は、14件のプロセス事故が発生しました。当社全グループ会社に対する安全点検(静電気・蓄熱リスク)によるリスク抽出と対策立案を行う等、安全技術の深耕を通じた事故防止に努めています。これらの活動を継続し、安全安心な事業活動を推進していきます。

■安全に関する基本方針

  • ◇ 安全の確保は、経営の基盤をなすものであり、あらゆる事業活動の基本である。
  • ◇ 安全の確保は、地域社会や世界の信頼の基礎である。
  • ◇ 安全の確保は、「すべての事故は防止できる」との信念に基づくものである。
  • ◇ 安全の確保のためには、職務に応じてすべての社員に果たすべき責任がある。
  • ◇ 安全は、絶えず守り続けなければならない。

防災訓練の実施

K J 

2015年度も、下表のように当社全工場で総合防災訓練を実施しました。シナリオを公開せず現地本部が的確な判断・指示ができるか、情報伝達や共有化がスムーズにできるか等、有事に備えた対応力向上のために訓練を行っています。

■総合防災訓練

事業場名実施年月日参加者数内  容
高砂工業所2015年12月11日1,976名地震発生により、高圧ガス貯蔵タンクより薬品が漏えいし、余震で火災が発生したことを想定した消火訓練を高砂市消防本部と合同で実施した。
大阪工場2015年7月14日964名地震発生により、都市ガス供給配管からのガス漏えいおよび倉庫火災が発生したことを想定した消火訓練を摂津市消防署と合同で実施した。
2016年3月29日986名地震発生により、危険物漏えいおよび研究所屋上火災が発生したことを想定した消火訓練を摂津市消防署と合同で実施した。
滋賀工場2015年11月19日395名地震発生により、チラー設備より火災ならびに転倒による負傷者が発生したことを想定した消火訓練、負傷者救出訓練を実施した。
鹿島工場2016年5月16日297名地震発生により、危険物貯蔵払い出し配管フランジ部より危険物が漏えいし、火災が発生したことを想定した消火訓練を実施した。

消防訓練の様子。日々の安全活動として取り組む(高砂工業所)
消防訓練の様子。日々の安全活動として取り組む(高砂工業所)

プラント安全確保の取り組み

K J 

爆発火災事故の未然防止活動として、静電気着火源に着目した現場点検と化学物質の混触危険性の定量的な評価による異常反応リスクの洗い出しを行い、爆発火災リスク低減活動を継続実施しています。これら安全技術をさらに深耕することでプラントの安全確保につなげていきます。

CHECK & ACT

2014年度のプロセス事故16件に対して、2015年度は14件と横ばいでした。事故原因の多くは、設備老朽化や設備管理不足等の設備起因によるものであることから、これまで以上に、計画主導型保全や予知保全の取り組みを推進していきます。

高砂工業所 焼却施設での火災事故について

火災事故の概要

2015年10月26日12時50分頃、高砂工業所(兵庫県高砂市)の焼却炉汚泥置場内の汚泥から出火する事故が発生しました。当社社員が発見し、公設消防署に通報するとともに、散水活動により消火しました。この火災により、汚泥置場建屋の一部が焼損しましたが、人的被害はありませんでした。近隣の住民の皆さまをはじめとする関係先の方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

事故原因の究明

汚泥内に含有したゴムスケールが、直射日光下で長期間放置されたことで、分解反応が促進され蓄熱して着火したと考えられます。

再発防止に向けた安全対策

熱分析等の結果から原因物質と発火に至るメカニズムを明らかにしました。廃棄物の危険性と取り扱いについて、カネカグループ内で周知徹底し、再発防止に努めます。

鹿島工場 押出発泡設備での火災事故について

火災事故の概要

2015年11月9日19時20分頃、鹿島工場(茨城県神栖市)の押出発泡ポリスチレンボードの裁断加工時に発泡体に引火する事故が発生し、公設消防署に通報しました。ただちに作業員が消火器で消火し、人的および物的被害はありませんでした。近隣の住民の皆さまをはじめとする関係先の方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

事故原因の究明

ニクロム線が下降した際、受台側面に仮付けしていたアース線クリップの金属部に触れてスパーク(火花)が発生しました。その際に発泡ポリスチレンボードを膨らますために使用している可燃性ガスに引火したものと考えられます。

再発防止に向けた安全対策

実験室にて発火に至るメカニズムを明らかにしました。ニクロム線を用いた裁断機を使用している工場へ再発防止策を水平展開し、再発防止に努めます。

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