ESG

トップ > ESG > ステークホルダー・コミュニケーション > 第三者意見/第三者意見を受けて

第三者意見/第三者意見を受けて

第三者意見 CSRレポートを読んで

南 知惠子様南 知惠子様
神戸大学大学院経営学研究科教授

神戸大学文学部卒業。
ミシガン州立大学大学院コミュニケーション学科修士課程修了。
神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了。
博士課程後期課程退学。
横浜市立大学商学部助教授等を経て、現職。
博士(商学)。専攻はマーケティング論。

ステークホルダーへ充実した情報開示を行うために、
より読みやすいCSRレポートへの進化に期待しています。

今回第三者意見を述べるにあたり、これまでのカネカグループCSRレポートのバックナンバーを読み返してみました。その上で改めて評価したいのは、自社のCSRを「事業を通じた社会貢献」だと定義し、発信し続ける一貫した姿勢です。

たとえば、特集の一つである「バイオ医薬品」では、現場で働く社員にフォーカスし、健康社会の実現に役立ちたいという彼らの想いを織り込み「読み物風」として発信しています。技術や製品を通じた社会貢献を社員が自らの言葉で語ることにより、自社のCSRの姿勢を前面に反映している…毎年テーマは変われども、このスタイルを貫いているのです。さらに今年は全体にビジュアルを駆使したデザインで、ステークホルダーに分かりやすく伝えようとする努力を好ましく思いました。

また、環境データは、数値やグラフを有効に活用し、数字の持つ意味をコンパクトに図示しています。生産活動で大切なのは、企業としてどう削減に取り組んでいるか、未達成の場合はなぜそうなったのかを伝え続ける姿勢です。「CSR活動の目標と実績・評価」も同様に毎年掲載し続けていることに意義があります。
こうした情報開示を継続する姿勢が、ステークホルダーの信頼を生み、結果として企業価値の向上につながるのだと思います。

なお、ウェブ版の「社員とともに」の育児休暇を取得した男性社員のコメントは、取得者の感想にとどめず具体的な休職期間や、職場のフォロー、本人のキャリアへの配慮等、もっと内容を掘り下げてほしいと感じました。政府主導で「働き方改革」が進められていますが、日本の製造業では男性社員が育児休暇を取得するのはまだまだ難しいのが現状です。ワークライフバランスは社会的に関心の高いテーマであり、定量的な視点でフォーカスすれば、より充実したレポートになると期待しています。

編集後記 第三者意見を受けて

CSRレポートでは、ステークホルダー・コミュニケーションの強化に向け、カネカの事業活動を通じた社会貢献として、当社の重点戦略分野のうち、「環境・エネルギー」「健康」に関する取り組みや「豊かな暮らし」に焦点を当て、その考え方や活動の意義をステークホルダー・メッセージとともに、特集として掲載しました。

CSR委員会事務局長との面談
CSR委員会事務局長との面談

南先生からは、一連の取り組みや昨年からの改善点に関する評価をいただきますとともに、社会の注目度が高いテーマに対する定量的なフォーカス等、期待する点も指摘いただきました。さらなるコミュニケーションにつなげるために、次回のレポートに反映できるよう工夫していきます。

今後も事業活動を通じたCSRの取り組みを、具体的にステークホルダーの皆さまにお伝えし続けることで、より充実した情報開示を目指してまいります。このレポートに掲載しました内容に対して、感じられたことや改善、また直したほうがよいこと等、皆さまのご意見をいただけますよう、お願いいたします。
ステークホルダーの皆さま、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社カネカ
CSR委員会事務局一同

ページの先頭へ