紫外線によるしわ形成(光老化)に対する還元型コエンザイムQ10の効果について

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紫外線によるしわ形成(光老化)に対する還元型コエンザイムQ10の効果について

株式会社カネカ 広報室
2011/09/08
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、同社のフロンティアバイオ・メディカル研究所において、還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)の経口摂取が紫外線誘発しわ形成を抑制することを動物試験にて確認しました。この結果は、5月27日—29日に国立京都国際会館にて開催された「第11回日本抗加齢医学会総会」において発表されました。
7週齢のヘアレスマウスに還元型CoQ10または酸化型CoQ10を0.3%および1%の割合で混合した飼料を自由摂取させ、背部に紫外線(A波とB波の混合)を0週目75mJ/cm2/週、1週目150mJ/cm2/週、2週目225mJ/cm2/週、3週目以降300mj/cm2/週の照射線量を週3回に分割して照射しました。紫外線照射開始後4、6、8、10、12、16、17、19週目にしわの程度を定法(Bisett DLらの方法)によって評価しました。また、細胞レベルでの効果を調べるため、紫外線照射開始後19週目に背部皮膚を採取して病理組織学的評価を行いました。
その結果、還元型CoQ10を1%含む飼料を与えた群では、紫外線照射開始15週以降、しわの程度を示すスコアは、CoQ10を含まない飼料を与えた対照群と比べて低く推移し、特に15週、16週、19週では対照群に比べて15〜25%低く、統計学的に有意な差が認められました。この還元型CoQ10を1%含む飼料を与えた群における病理組織学的評価では、炎症や血管新生を示す変化が対照群よりも軽度でした。一方、酸化型CoQ10を1%含む飼料を与えた群では、しわの程度を示すスコアは、対照群と比較して差が認められませんでした。このことから、還元型CoQ10が本実験系において酸化型CoQ10より優れた効果を示しました。
今回の結果より還元型CoQ10の経口摂取が紫外線による皮膚の炎症および血管新生を抑制することでしわの形成(光老化)を予防している可能性が示唆され、今後、ヒトでの検証が必要と思われます。

CoQ10には酸化型と還元型がありますが、体内では大部分が還元型として存在し、エネルギー産生賦活や抗酸化作用など、細胞が正常に機能するうえで必須の作用を発揮していると考えられます。従来からの酸化型が機能を発揮するためには、体内で還元型に変換される必要がありますが、最近の研究では、体内での変換力は加齢や病気等によって低下することがわかってきています。当社が世界に先駆けて開発した還元型CoQ10は、体内で変換の必要がなく、酸化型よりも幅広く優れた生理活性を発揮することが期待されています。
今後も、健康増進及びQOLの改善に貢献できる次世代型CoQ10として、還元型CoQ10の有用性に関する研究を進め、市場での更なる認知拡大を図ってまいります。

以 上

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