第21回太陽光発電国際会議賞の受賞について

株式会社カネカ 広報室
2011/12/07
当社シニアフェロー、カネカ基盤技術協働研究所*招へい教授・太和田善久が第21回太陽光発電国際会議特別賞を受賞し、11月28日にヒルトン福岡シーホーク国際会議場(福岡市)で開催された「第21回太陽光発電国際会議(PVSEC-21)」の会場で授賞式が行われました。

<太和田善久コメント>
11月28日から福岡で開催された太陽電池の国際会議でPVSEC Special Awardを受賞しました。アジアで開催される太陽光エネルギー国際会議(PVSEC)が日本で開催されるときに太陽光発電事業に貢献した人物を表彰しており、技術で貢献した人をPVSEC Award、事業で貢献した人をPVSEC Special Awardとして表彰していいます。Awardは、これまで濱川圭弘大阪大学名誉教授、桑野幸徳三洋電機元社長、小長井誠東京工業大学電子物理工学専攻教授、黒川浩助東京農工大学名誉教授(現東京工業大学特任教授)、当社の山本憲治太陽電池・薄膜研究所長も2007年に受賞しています。Special Awardは佐々木正シャープ株式会社元副社長、稲盛和夫京セラ株式会社会長、井植敏三洋電機株式会社元会長、一木修株式会社資源総合システム社長が受賞しています。私のSpecial Awardは過去の受賞者をみると荷が重すぎますが、薄膜太陽電池実用化のきっかけとなった30年前のa-SiC/a-Siヘテロ接合太陽電池の発明、異業種からの太陽電池産業参入(1984年の民生用太陽電池)のさきがけ、薄膜Siタンデム太陽電池の製品化という長期にわたる貢献が理由とされています。カネカの太陽電池開発の歴史そのもので、これまで係わってこられた多くの方々のおかげです。この場を借りて、感謝とお礼を申し上げます。有難うございました。

*基盤技術の開発を加速するため、大阪大学(本部:大阪府吹田市 総長:鷲田清一)吹田キャンパスの大阪大学テクノアライアンス棟内に2011年7月に設置し大阪大学との共同研究を開始しました。大阪大学が新設した「協働研究所」という新しい産学連携の枠組みを利用して学内の各部局及び他大学・研究所との幅広いネットワークを構築し、密接に協働することで、イノベーションを先導する基盤技術を開発するとともに、大阪大学内研究者の人材育成に貢献することを目指しています。
https://www.kaneka.co.jp/topics/news/n20110706/

参考URL http://www.pvsec21.jp/

以 上


黒川浩助選考委員長、太和田善久、冬木隆国際会議議長、小長井誠組織委員長