「資源循環技術・システム表彰 一般社団法人産業環境管理協会会長賞」受賞のお知らせ

株式会社カネカ 広報室
2013/10/25
株式会社カネカ(本社:大阪府大阪市、社長:菅原 公一)と龍田化学株式会社(本社:東京都中央区 社長:長野 武士)は、自動車用内装シートのリサイクルの取り組みに対して、平成25年度「資源循環技術・システム表彰 一般社団法人産業環境管理協会会長賞」(主催:一般社団法人産業環境管理協会、会長:冨澤 龍一、以下、産業環境管理協会)を10月18日(金)に受賞いたしましたのでお知らせいたします。

「資源循環技術・システム表彰」は、産業環境管理協会が経済産業省の後援を受けて、廃棄物の発生抑制(Reduce)、使用済み物品の再使用(Reuse)、再生資源の有効活用(Recycle)の3Rに寄与する優れた事業や取り組みを表彰し、その奨励・普及を図ることにより循環ビジネスを振興することを目的とした制度です。産業環境管理協会会長賞は、原則3年以上の実績を有する事業や取り組みに対して授与されます。

受賞テーマ
「自動車用内装シートのリサイクル技術の開発」
取り組み内容
従来、自動車用内装シートの生産工程で発生するトリム(スリットで発生する耳部)・端材及び成形メーカーにて自動車内装用の金型にて成形した際に発生する打ち抜き後のトリムは、リサイクルできずに廃棄物となっていました。
これは、基材シートの厚みに比較して、ミクロンオーダーの非常に薄い表面処理層を持つ不定形シートから、表面処理層を効率良く分離することが、困難であったことによります。
カネカと龍田化学は、特定の粉砕機で且つ剥離性に有効な粉砕サイズにすることで、表面処理層を均一に剥離し、さらにその粉砕物を風力分離設備で比重差を利用して複数回処理することで、基材のオレフィン系樹脂と非相溶であった表面処理層を精度良く分離する技術を開発し、リサイクルを可能としました。

これからも、カネカは世界の人びとの暮らしをより豊かにし、持続可能な未来に貢献する「カガクで、ネガイを カナエル会社。」を目指していきます。

以 上

平成25年度 資源循環技術・システム表彰のウェブサイト
http://www.cjc.or.jp/news/topics/entry000127.html