日本化学工業協会のレスポシブル・ケア委員会にて地球環境負荷低減に向けた取り組みを発表

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日本化学工業協会のレスポシブル・ケア委員会にて地球環境負荷低減に向けた取り組みを発表

-MFCA(マテリアルフローコスト会計)の活動展開-

株式会社カネカ 広報室
2014/12/26
 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉 護)は、2014年11月28日、および12月3日に開催された、一般財団法人 日本化学工業協会(会長:高橋 恭平)(以下、日化協)のレスポンシブル・ケア委員会にて「MFCA導入による生産ロス改善の仕組み構築」と題し、当社の環境負荷低減と経済効果の両立に関する取り組みを発表しました。
 日化協では化学業界の「環境・安全・健康」を確保し、成果を公表することで社会との対話を行うレスポンシブル・ケア活動を推進し、優れた功績、あるいは貢献した事業所・部門・グループまたは個人を毎年表彰しています。本発表は、本年5月に日化協が主催した第8回「レスポンシブル・ケア賞」努力賞の受賞を受けて行ったものであり、弊社、高砂工業所でCSR活動の一環として取り組んでいたMFCA活動内容が、化学業界内で一定の評価を得られたことに基づいてのものです。

 MFCA(Material Flow Cost Accounting、マテリアルフローコスト会計)活動とは、生産プロセスにおいて資源やエネルギーのロスに着目して、ロスに投入した原材料費、エネルギー費用、固定費などをロスコストとしてとらえ、生産プロセス全体のロスコストを明確にする改善手法です。この改善手法により得られたさまざまな課題を解決することにより、省資源、省エネルギーにつなげることができます。しかし設備装置内で起こる重合反応、培養などでのロスの評価は難しく、化学業界の装置型プロセスでは導入例の少ないものでした。

 高砂工業所では、従来からコストダウン活動や環境負荷低減活動として、省エネルギー活動・ピンチ解析(エネルギーシステムの全体最適化)などを導入しており、一定の改善成果を上げてきました。しかし近年、改善テーマが先細りする中で、従来のコストダウン活動や省エネルギー活動の知見を生かして、独自のプログラムを開発することにより、化学業界では導入事例が少ないMFCA活動の実施につなげました。
 MFCA活動を実施することで、培養、重合反応などの生産プロセスごとに廃棄物などのロスが「どこで、どれだけ発生しているか」を明らかにすることで、ターゲットの絞り込みが可能になりました。また、今まで見えにくかった課題を含め、幅広い課題の抽出を行うことができるようになりました。課題を検討するに当たっては、製造、研究、スタッフの総力を結集させ、テーマの検討範囲の拡大と実行精度の向上を図り、その中で論理的な議論や専門的な意見交換を行うことが組織や個人のレベルアップにつながっています。さらに、当社の各事業場へ展開していく仕組みを構築したことで、特定の「業種・業態」に限定されずに実施でき、既に複数部署での導入を実現しています。
今後も、当社はMFCA活動を通じて、地球環境への負荷低減に貢献するとともに、CSR活動を活性化していきます。

以 上

 

 

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