培養脂肪幹細胞を用いる乳房再建療法の臨床研究を開始 | 
最新情報

ニュースリリース

培養脂肪幹細胞を用いる乳房再建療法の臨床研究を開始

株式会社カネカ CSR推進部広報室
2015/07/31
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉 護)のグループ会社である株式会社バイオマスター(本社:横浜市、社長:井口 明彦)が運営するセルポートクリニック横浜(所在地:横浜市、院長:辻 直子)は、安全な再生医療を迅速かつ円滑に提供するため新たに制定された「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づいて計画した培養脂肪幹細胞を用いる乳房再建療法の臨床研究を本年9月より開始する。

本計画は、本年7月13日付で大阪大学の特定認定再生医療等委員会*1に実施可能と判断され、同月17日にセルポートクリニック横浜より厚生労働省関東信越厚生局に計画を提出し、同月24日に受理された。本計画の特徴は、自身の少量の脂肪から取り出し培養で増やした幹細胞を脂肪と混ぜる独自技術を用いて乳房を再建する点にあり、取り出す脂肪量が従来の脂肪移植にくらべて少なく負担が小さいことに加え、自身の幹細胞と脂肪を用いるため、安全に元の乳房に近い状態への再建が期待できる。

本療法は同法で第二種再生医療等技術*2に分類される乳房再建に係る再生医療に該当する。

乳がんは早い場合で20歳代から、また国内では12名に1人の割合で発症する若年性かつ高頻度のがん疾患である。手術により乳房を摘出した場合、精神的な苦痛や日常生活の不都合などが生じるため、乳房再建が試みられる。具体的には、自身の背中や腹部の組織を用いる筋皮弁法やシリコンなどの人工物を挿入するインプラント法、脂肪・ヒアルロン酸注入などが行われているが、安全面を含め満足度の高い再建が得られない場合がある。本臨床研究により安全性と有効性が確認されれば、乳房再建の選択肢がさらに広がり、より患者への負担が少なく、より完全な乳房再建が可能となる。

以 上

*1「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づいて厚生労働大臣の認定を受けた再生医療等技術や法律の専門家等の有識者からなる高度な審査能力、第三者性を有する合議制の委員会。大阪大学では、同委員会が国内で1番目に設置された。

*2同法では再生医療等技術の内容により第一から第三種まで分類されており、本療法は培養調製した自身の細胞を用いるため、第二種に分類される。

<株式会社バイオマスター>
 代表者 :井口 明彦
 資本金 :1,000万円
 所在地 :神奈川県横浜市中区南仲通3-35 横浜エクセレントⅢ 2階
 設立 :2002年(平成14年)12月
 事業内容 :医療機関の経営

<セルポートクリニック横浜>
 院長 :辻 直子
 所在地 :神奈川県横浜市中区南仲通3-35 横浜エクセレントⅢ 2階
 設立 :2006年(平成18年)7月29日 
 診療科目 :高度美容外科

ニュースリリース一覧へ
ページの先頭へ