電気絶縁性と熱伝導性を有した新規「絶縁熱伝導性樹脂」を開発

ニュースリリース

電気絶縁性と熱伝導性を有した新規「絶縁熱伝導性樹脂」を開発

 

熱対策材料第三弾として、LED照明などの熱対策用途に積極展開

株式会社カネカ 広報室
2010/01/18
◎株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、当社が培ってきた改質PET樹脂『ハイパーライト®』の技術をベースに、ポリエステル系樹脂と熱伝導性フィラーの組み合わせにより、電気絶縁性と熱伝導性を有する「絶縁熱伝導性樹脂」の開発に成功した。主にパソコンや家電などの電子部品やLED照明の熱対策材料向けとして積極展開する。すでに一部のユーザーで高い評価を得ており、5年後の売上高として約20億円を目指す。

◎今回開発した「絶縁熱伝導性樹脂」の主な特徴は、以下の通りである。
・比重が2以下と従来の熱伝導性樹脂やアルミ合金と比べ軽量である。
・従来の熱伝導性樹脂の課題であった金型や成形機の磨耗が少なく、通常の射出成形機での成形が可能である。
・ベースポリマーの組成を選択することにより、射出成形だけでなく、押出成形が可能なタイプも開発。
・得られる成形体が白色で、表面性も良好であるため、外装部材や照明用途にも展開が可能であると共に、塗装性にも優れる。
・従来の熱伝導性樹脂の課題であった強度についても、ガラス繊維強化型のポリエステル系樹脂と同等の強度を有する。
・ 需要が拡大しているLED照明などの照明用途には、耐光性を向上したタイプも開発。

◎携帯電話、パソコン、ゲーム機、LED照明などの高性能化、小型化、薄型化、高出力化が進む中で、発生する熱をいかに効率良く移動させて排熱させるかという「熱対策(サーマルソリューション)」が喫緊の課題である。当社は、エレクトロニクス事業分野を重点戦略分野と位置づけており、この課題を解決できる電子機器向けの熱対策材料(サーマルソリューションマテリアルズ)の開発を積極的に進めている。すでに、一昨年12月、熱拡散シート「新規グラファイトシート」を上市し、昨年4月には独自の反応性オリゴマーと熱伝導性フィラーを組み合わせた「熱伝導性RTVエラストマー」を発表した。今般その第三弾として「絶縁熱伝導性樹脂」を積極展開する。

 

以 上

 

絶縁伝導性樹脂を使用した成形体

 

ニュースリリース一覧へ
ページの先頭へ