有機EL照明デバイス事業を本格展開

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有機EL照明デバイス事業を本格展開

製造会社としてOLED青森(株)を設立し、東北デバイス(株)より事業を譲受け

株式会社カネカ 広報室
2010/09/29
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、東北デバイス株式会社*(本社:岩手県花巻市、社長:相馬平和 以下、東北デバイス)より有機ELパネルの設計・製造・販売事業を譲り受け、有機EL照明デバイス事業を本格展開します。具体的には、新たに設立した当社100%子会社のOLED青森株式会社(以下、OLED青森)が東北デバイスの事業を譲り受けて有機EL光源デバイスを製造し、当社が販売を行います。有機EL照明デバイス事業の売上高として、5年後に約200億円、10年後の2020年には約1000億円を目指します。
*東北デバイスは、本年7月2日に東京地方裁判所に対して民事再生手続開始の申立を行い、同年7月8日付で民事再生手続開始の決定を受けました。東京地方裁判所の許可を得ること等を停止条件として同年9月10日に同社と事業譲渡契約を締結し、同年9月27日に東京地方裁判所より事業譲渡の許可を得ましたので、同年9月30日に事業譲渡を実行する予定です。

照明用光源デバイスの世界市場は、今後も成長が見込まれており、2009年の約2兆8千億円から2020年には約5兆円に達すると予測されています。有機EL照明には次のような特長があり、次世代光源として今後の用途拡大が期待されています。
・1ミリメートル以下まで薄型化でき、天井や壁などの限られた場所に設置できる。
・多彩な発光材料固有の光を得られ、デザイン性に富む。
・そのままで面光源であり、拡散板などの光学部品を必要としない。
・エネルギー効率が高く消費電力を小さくできる。
・水銀を使用しないため環境に優しい。

東北デバイスは、白色有機ELパネルの量産を世界で初めて開始するなど、高い技術力と生産能力を有しています。当社が有する有機EL技術や、太陽電池の研究開発で培った大型真空薄膜プロセス技術などを組み合わせることにより、他社に先駆けて照明用途の有機ELデバイスの量産化技術を確立していきます。

当面は、温暖色の柔らかい光を好むユーザーをターゲットに、レストラン、ホテルなどの店舗照明及び高級住宅用のデザイン照明分野等に事業を展開し、白熱電球や白熱灯の代替を図ります。更に性能向上とコストダウンを達成することにより、一般照明市場の住宅、オフィス照明、自動車内装照明などの市場に事業を拡大する予定です。特に欧州において、有機EL照明は白熱灯に代わる省エネルギー照明としての期待が強く、今後は欧州のみならずグローバルに市場が立ち上がると予想しています。

カネカは環境・エネルギー分野を重点戦略分野と位置づけており、世界市場に有機EL照明デバイス事業を本格展開することにより、グローバルマーケットでの確固たる地位を確保していきます。

<東北デバイス株式会社の概要>
代表者:代表取締役 相馬平和
本店所在地:岩手県花巻市二枚橋第5地割6番地38
設立年月日:2005(平成17)年3月23日
資本金:8000万円
主な事業内容:有機ELパネルの設計・製造・販売事業等
従業員数:約40名

<OLED青森株式会社の概要>
代表者:代表取締役 瀬崎好司
本社所在地:大阪市北区中之島三丁目2番4号
設立年月日:2010(平成22)年9月9日
資本金:2億5000万円
株主:(株)カネカ100%出資

 

以 上

 

 

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