神戸大学と株式会社カネカとの包括的な産学連携推進に関する協定締結について

ニュースリリース

神戸大学と株式会社カネカとの包括的な産学連携推進に関する協定締結について

国立大学法人神戸大学
株式会社カネカ
2010/12/16
国立大学法人神戸大学(学長:福田秀樹)と株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、研究・技術の発展と社会への貢献を狙いとして、積極的かつ効果的な協力関係を構築することで合意し、本年12月14日付けで「包括的な産学連携推進に関する協定書」及び「包括連携企画に関する契約書」を締結しました*。

神戸大学は、教育、研究に次ぐ第三の使命として、社会貢献分野においても「グローバル・エクセレンス」の実現を目指すことにしており、世界的に卓越した研究成果の普及や指導的人材の育成を通して世界と地域に貢献することを目標として掲げています。特に阪神地域を中心とした産業界との連携に注力しており、株式会社カネカとの連携は社会貢献に大きく寄与すると考えられます。

カネカは、昨年策定した長期ビジョン「KANEKA UNITED宣言」の中で、「環境・エネルギー」、「健康」、「情報通信」、「食料生産支援」を重点戦略分野として位置づけ、これら成長分野で競争力のある事業を創出しながら、グローバル企業として進化し続け、2020年度には連結売上高1兆円を目指すという事業目標を掲げています。
その実現のためには、研究開発や生産技術の変革、人材の育成などが急務であり、今般の神戸大学との包括連携などを通して、幅広い分野でイノベーションの創成を目指していきます。

【連携の経緯】
神戸大学は研究、教育および社会貢献活動を加速するため、またカネカは自社の技術力の強化を図るため、これまで色々なテーマについて共同研究を実施してきました。また、本年9月には、カネカの海外現地法人であるカネカベルギーN.V.内に神戸大学ブリュッセルオフィスを開設するなど、国際交流の面でも連携強化を図ってまいりました。両者は地理的にも近く密接な連携が可能であり、連携活動の効果を最大限にするために自然科学系(工学・農学・医学等)に社会科学系(経営学)も含めた戦略的な協力関係を構築することが双方にとってメリットがあると判断し、包括的連携協力を推進することで両者の合意が得られました。

【連携の目的と意義】
本協定は、神戸大学とカネカが、積極的かつ効果的な研究・技術の交流を図り、両者が持つ知識・技術を共有する機会を確保することによって両者の研究・技術の発展及び社会貢献に資することを目的とし、この目的を達成するために連携活動を推進していきます。
神戸大学は、学際領域での研究・教育が促進できるとともに技術の産業化により社会貢献が図れます。
カネカは、神戸大学の幅広く定評のある研究・技術シーズ及び研究・教育設備と、長期的な成長戦略に必要となる技術ニーズをマッチングさせ、大型共同研究プロジェクトや社員の育成プログラムを構築・推進することにより、将来に有望な技術・製品の創出を図ります。

【連携活動の運営と具体的な内容】
連携活動の方向付け、レビュー等の運営方針などの協議・策定は両者の連携責任者を長とする連携協議会で実施します。
また連携協議会の下にワーキンググループを設置し、以下のような連携活動を実施していきます。
(1)共同研究、受託研究などの企画・実施
(2)人材育成
(3)知的財産の活用
(4)その他産学連携の推進

今年度は、R&D、生産プロセスおよび人材育成を重点領域として6つの領域でのワーキンググループ(バイオリファイナリー、食料生産支援、生産技術、ヘルスサイエンス、ビジネスモデル、社員教育)を設置し、具体的な共同研究テーマ等を選定、推進していきます。

*包括連携とは、大学と企業などが特定の目的の個別契約ではなく、ある目的の達成のために、研究開発から人材教育・育成にいたるまで幅広く連携協力することをいう。大学と企業は共に連携に束縛されることなく、他の大学や企業ともオープンな関係を続けることができる。

以 上

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