PTAバルーンカテーテル、テルモ株式会社へ国内市場向けにOEM供給を開始

株式会社カネカ 広報室
2011/12/27
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)とテルモ株式会社(以下、テルモ 本社:東京都渋谷区 社長: 新宅祐太郎)は、国内において当社のPTA*に使用する血管拡張用カテーテル(以下、PTAバルーンカテーテル)のOEM供給に関する契約を締結し、本年11月より供給を開始した。当社は100%出資の子会社である株式会社カネカメディックス(本社:大阪市、社長:古吉重雄)を通じてテルモに販売する。

*PTA(percutaneous transluminal angioplasty:経皮経管的血管形成術)とは末梢血管(腕や足の血管)の狭窄や閉塞した病変部を、カテーテルと呼ばれる細いチューブ(直径1mm程度)の先端についたバルーン(風船)で血管内から押し広げる治療法。

当社PTAバルーンカテーテルは、容易に病変を通過させるためにバルーン部分の径をより細くし、シャフトのプッシャビリティを上げ、先端部分の柔軟性を高めており、その性能は国内市場で高い評価を受けている。本年2月より、欧州市場においてテルモに対しOEM供給を開始しているが、国内においても更なる製品拡充を目指すテルモと、この分野の製品の更なる拡大を目指すカネカとのニーズが一致し、今回の契約締結にいたった。

以 上