ラストラスファーを日本国内で本格販売を開始

株式会社カネカ 広報室
2012/12/06
株式会社カネカ(本社:大阪市・社長:菅原公一)は当社独自開発技術で毛抜けを大幅に改善したフェイクファー(人造毛皮)、ラストラスファーの国内外での販売促進を強化し、その製品が今年の秋冬から欧州および日本市場でのデビューを果たしました。

ラストラスファーは毛抜けが従来のハイパイル生地に比べ10分の1のレベルに軽減されているだけではなく、素材には獣毛に近い外観、風合いを合わせ持つカネカのアクリル系繊維カネカロンを80% 以上の混率で使用した総合品質の高いフェイクファーで、現在カネカが技術供与を行っている中国のニットメーカー3社、および韓国の1社にて生産販売を行っております。

販売初年度である今年から欧州ではイタリアのエトロ、フランスのランバン等高級アパレルにて採用されるとともに、日本ではサンエー・インターナショナルグループのFREE’S SHOPのレディースジャケットに全面に、イトキンはOFUON, HERES TOWN, a.v.v の各ブランドで襟使いに、またビッキーがモッズコートの裏地に使用する等、人気ファッションブランドでの採用が進んでおります。                         
ラストラスファーは、ラビット、ミンクからラクーン、フォックスといったあらゆるタイプの毛皮の再現が可能である一方、本物の毛皮では表現のできない加工や色展開も可能です。今後その意匠性のみならず、使い方の提案も行うことにより、さらに多くの国内外のアパレルメーカーに採用いただき、幅広い消費者の方々にご愛用いただけるよう、努力していく所存です。また、初年度の売り上げは6億円、5年後には35億円を目指します。

以 上