インドネシアで加工油脂製品の製造・販売会社設立を決定

―本年10月に新会社を設立し、12月の稼働を目指す―

株式会社カネカ 広報室
2013/08/07
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、成長著しいインドネシア共和国(以下、インドネシア)の製菓・製パン市場でビジネス基盤を構築するとともに、食品事業の海外展開を推進するため、三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小林健)と本年8月に合弁基本契約を締結した。具体的には、本年10月に出資比率が三菱商事50%、当社50%で、フィリング*を中心とした加工油脂製品の製造・販売会社を設立し、本年12月の稼働を目指す。生産能力はフィリング関連製品で年産1,800トン、総投資金額は5億円を予定している。

*製菓・製パン材料の一種で、パンやサンドイッチや菓子の中に詰めたり間に挟んだりする具材。味のバラエティ性など商品性を付与するもののひとつ。

インドネシアは約2.4億人(世界第4位)の人口を有し、GDPは着実に成長を続けており、近年は6%以上の成長率となっている。中間所得者層の増大により、製菓・製パン市場も成長しており、近代小売店の出店が進む中、今後市場は着実に拡大するものと予想されている。

三菱商事の原料調達機能やインドネシアでの知見に加え、当社が設備導入、製造・運転のノウハウ提供、製品開発、素材の使い方や用途の提案を含めた販売促進を行い、2015年には売上金額25億円を目指す。また、当社並びにグループ会社の油脂やイーストなど他製品についても、インドネシア国内、ASEAN域内での拡販を検討し、食品事業の海外展開の更なる加速を目指す。

以 上

 
<設立予定会社の概要>
 会社名 : PT. Kaneka Foods Indonesia
 出資比率 : カネカ 50% 三菱商事 50%
 資本金  : 500億ルピア(日本円:約5億円)
 所在地  : インドネシア共和国カラワン県
 事業内容 : フィリング製品を中心とする加工油脂製品の製造販売