大出力の発電可能な新規スレート瓦専用太陽電池の販売開始

株式会社カネカ CSR推進部 広報室
2015/02/19

株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉 護)は一般住宅向けのスレート瓦専用の太陽電池について、多結晶シリコンタイプ*1のラインアップを加え販売を開始した。

当社は薄膜シリコンタイプの太陽電池を製造販売しているが、スレート瓦専用の太陽電池は、小分割された寸法により、寄棟など大判の太陽電池の設置が困難な屋根形状でも、効率的に設置ができる特長を持っている。
今回、多結晶シリコンタイプの採用(寸法:400×1000mm 出力:46W)で1枚当たりの出力をより大きくし、ゼロエネルギー住宅の普及に伴う大容量搭載のニーズに応えることが可能である。

当社のスレート瓦専用太陽電池の特徴は、独自開発の特殊備品によりスレート瓦に穴を新たに開けることなく太陽電池が設置できるため、漏水リスクを低減できる。スレート瓦に太陽電池を設置する場合、一般的にはスレート瓦の施工後瓦に穴を開けるため、漏水のリスクが伴う。また、都市部において太陽電池に積もった雪が滑落する事故が増えており、それに対処するための雪止め金具の設置が可能となる。これらの特長に加え発電出力を向上させたことにより、さらなる市場の拡大を目指す。

本製品は、当社100%出資のカネカソーラー販売株式会社(本社:大阪市、社長:本郷 洋)から販売を予定しており、2月25日より東京ビックサイトで開催されるPV EXPO 2015にて、展示を行う。

以 上
*1 多結晶シリコン:小さな単結晶から構成された結晶シリコン

<カネカソーラー販売株式会社>
代表者: 代表取締役社長 本郷 洋
株主: 株式会社カネカ100%出資
資本金: 60百万円
所在地: 大阪市
事業内容: 太陽電池の販売