カネカ 欧州でバイオ医薬品の生産能力を増強

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カネカ 欧州でバイオ医薬品の生産能力を増強

―カネカユーロジェンテックに設備新設、4倍に生産能力を拡大―

株式会社カネカ IR・広報部
2017/05/09

株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉 護 以下、カネカ)は欧州の100%出資のグループ会社であるカネカユーロジェンテックS.A.(本社:ベルギー王国リエージュ州セラン市、社長:菅原 昌信)において、バイオ医薬品の生産能力を大幅に増強することを決定しました。受託製造用の2,200リットルの大型培養槽一式を含む大型GMP*1製造設備を新設するもので、設備投資額は約50億円、2020年の稼動を予定しています。これにより生産能力は現状のおよそ4倍となり、営業体制も強化し、バイオロジクス*2事業を拡大させます。

世界人口の増加、高齢化社会が社会問題を背景に、革新的な医薬品・医療の開発がグローバルに進められており、中でもバイオ医薬品*3の注目度は高く、市場は年々拡大しています。

カネカは2010年にユーロジェンテックS.A.を連結子会社化し、微生物生産系のバイオ医薬品の受託製造を主体に、顧客である製薬企業などに対して、製造プロセス開発、GMP生産、品質管理などのソリューションを提供することにより、顧客の厚い信頼を得ながら、事業の拡大を続けています。
また、カネカユーロジェンテックS.A.の生産設備は米国食品医薬品局*4(FDA)の承認を得ており、米国市場向けバイオ医薬品原薬の商業用生産を行う製造委託先としても認められています。さらに、保有技術を組み合わせることで、遺伝子医薬品・医療に用いられるプラスミドDNA*5のGMPによる量産化に成功しています。

カネカは重点領域であるバイオ医薬品事業の成長に向け、カネカユーロジェンテックS.Aを核とし、周辺事業を含めてさらなる拡大を目指します。

なお、ユーロジェンテックS.A.は2016年8月に当社100%子会社となり、2017年4月1日にユーロジェンテックS.A.からカネカユーロジェンテックS.A.に社名を変更しております。

*1 GMP(Good Manufacturing Practice): 医薬品などの製造管理および品質の基準。
*2バイオロジクス:遺伝子、タンパク質、細胞や組織など生体由来の物質、あるいは生物の機能を利用して製造
した製品のこと。
*3 バイオ医薬品:微生物培養技術、遺伝子組み換えや細胞融合などのバイオテクノロジーにより創られたペプチド、タンパク、核酸などにより構成される医薬品。
*4 米国食品医薬品局(Food and Drug Administration):医薬品、さらには化粧品、医療機器、動物薬、玩具など、消費者が通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取り締りなどを専門的に行うアメリカ合衆国の政府機関。
*5 プラスミドDNA:大腸菌などの細菌や酵母の核外に存在する環状DNAの総称。従来からタンパクなどのバイオ医薬の生産プロセスに利用されており、近年では遺伝子医薬として治療への応用が期待されている。

<カネカユーロジェンテックS.A.の概要>
代表者:社長 菅原 昌信
資本金:11.0百万ユーロ
本社:ベルギー王国リエージュ州セラン市
設立:1985年
事業内容:医薬・診断薬向けおよび研究試薬向けタンパク、核酸、ペプチドの製造

以 上

 

 

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