カネカの車載用太陽電池で
「創エネカー」づくりに挑む。
- T.S.
- 2013年入社
PV & Energy management Solutions Vehicle- 所属部署および掲載内容は取材当時のものです
キャリアパス
- 大阪工場 管理グループ
- 生産管理
- 発泡樹脂・製品事業部(東京本社)
- 総括・管理
- Foam & Residential Techs Solutions Vehicle
- 総括・管理
- Foam & Residential Techs Solutions Vehicle
- 事業推進
- カネカフォームプラスチックス株式会社 出向
- PV & Energy management Solutions Vehicle(大阪本社)
- マーケティング
- PV & Energy management Solutions Vehicle
- 営業
- 部署名は所属当時のものです
仕事内容
車載用太陽電池の
拡販活動。
国内自動車メーカーさまに向けた、車載用太陽電池の拡販活動を行っています。先方で開発中の新規車種に太陽電池を搭載していただくため、開発ご担当者さまと商談を重ねながら、仕様や設置方法、コスト、市場への訴求方法といった課題に一緒に取り組んでいます。カネカは、太陽電池をセルから開発・製造している国内唯一のメーカーです。国内自動車メーカーさまには、やはりJAPAN QUALITYの国産太陽電池を採用いただきたいという思いで、活動に励んでいます。
一方、社内に対しては研究、技術、営業、製造といった各部門の機能を統括する旗振り役として、製品の仕様から販売戦略、収益予測に至るまでを検討して「事業企画」としてまとめあげ、社内提案しています。
また、あわせて住宅用太陽電池のマーケティング戦略の立案にも携わっており、拡販に向けて市場を分析したうえで戦略を練り、販売を担う最前線部門と連携しながら戦略の実行、進捗管理を行っています。

やりがい
新型車の開発に
構想段階から深く関われる。
自動車の開発期間は足が長く、量産開始の何年も前から検討が始まります。おおよそのイメージを示したポンチ絵のようなものからスタートし、やがて図面ができあがり、ついには実際に組み付けてチェック。その工程を太陽電池メーカーとして伴走し、まだ世の中に出ていない新型車の開発に構想段階から深く関わることができるこの仕事は実におもしろく、やりがいがあります。将来、どんな自動車ができあがるのか、ワクワクしながら仕事ができます。
また、自分が担当した太陽電池を搭載した自動車が実際に街なかを走っている姿を見ると、やりがいを感じます。実を言うと、開発の本当の初期段階から自分が担当した新型車はまだ世の中に出ておらず、これからです。それを目にしたときは、これまで以上の達成感が得られるに違いないと、今から楽しみです。

カネカの魅力
約45年続く会社人生に
飽きがくることはない。
入社して5年間、自動車メーカーさま向けの発泡樹脂部品の販売に携わっていました。発泡樹脂部品は、練りだした樹脂を大きな釜に入れて圧力をかけ、そこからポン菓子のように飛び出したビーズ原料を、次に金型に入れて熱をかけて溶着成形して製造します。工場も半分屋外のようなところで、工員が汗を拭いながら生産しています。
一方、現在携わっている太陽電池は、目に見えないレベルで緻密に設計され、原料となる素材を最先端の装置に通しながら静かに作り上げていきます。そして、静電クリーン靴を履いた工員が、赤子を抱くかのように仕掛品を次工程に運搬します。
どちらも同じ自動車メーカーさま向けでありながら、作り方も、社内ルールも、顧客のご担当者さまもまったく異なるということがよくわかりました。同じ業界向けのたった2つの製品でもこれだけ違うので、他に医療や食品などまったく異なる事業分野を持つカネカなら、約45年続く会社人生に飽きがくることはないだろうと思っています。スキルアップという点でも、発泡樹脂部品から太陽電池に異動する際、「これまで積み重ねてきたことが生かせない」とあまり前向きにとらえられなかったのですが、実際にこうして仕事をしてみると、前担当時代に培ったスキルが生かせたうえ、さらに違う強みを養うことができているので、「すべてが勉強になる」と実感しています。

私のネガイ
外部からの給油・給電が一切不要な
自動車の未来を目指したい。
カネカのソーラーパネルが世界中の車に搭載されている未来を夢見ています。この先、ガソリン車がハイブリッド車や電気自動車に置き換わったとしても、走行エネルギーとして電力は必要です。その点、車載用ソーラールーフは従来の「省エネカー」を、自らエネルギーを創り出す「創エネカー」へと進化させる夢のような部品。自分が携わったソーラールーフが世界中の自動車に搭載され、外部からの給油・給電が一切不要な自動車の未来を目指したいと考えています。「自分が関わった製品が世界の役に立っている」と胸を張って言える仕事をする、それが私の信条です。この信条のもと、思い描く未来に向かって力を尽くします。
一日のスケジュール
- 08 : 30
- 出社
- 09 : 00
- ミーティング/所属チームにて業務進捗状況確認
- 10 : 00
- 資料作成/マーケット分析+戦略上の課題整理
- 12 : 00
- オフィス近くで外食
- 13 : 00
- 取引先Aとの商談
- 15 : 00
- ミーティング/販売会社と拡販に向けたディスカッション
- 16 : 00
- 次週の商談に向けたプレゼン資料作成
- 17 : 40
- 退社