Top Message トップメッセージ
「おおきなかぶ」の話
民話によっては最後は集まったみんなでその抜いたかぶの料理を
楽しく食べたとさ、で終わります。
信頼と絆
ビジネスは「おおきなかぶ」のように一人旅
ではなく団体戦である。
同志みんなが、無我夢中になって汗をかき、そして
収穫したものを感謝と祈りを込めて楽しく分かち合う。
伝統的な日本の姿だ。
「Trust People & Mutual Respect」
この信頼と絆が共鳴し水となり河となり肥沃な
大地ができてきた。すなわち、Kaneka Wayでは
「しごと」を、“志と仲間”で成長する
「人間賛歌のうた」と考える。
まるでこのおとぎ話「おおきなかぶ」は
カネカ流ビジネスモデルを
デフォルメしたように読めます。
デフォルメしたもうひとつのKaneka Way
朝目覚めたとき誰かのささやきが
天の声のように脳裏をかすめました。
違うアナロジー発想が生まれた瞬間です。
「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです(村上春樹氏)」(※1)現象かな?
物語はこうだ。
Kaneka Wayのシンボル「仕掛26」(世間でいう中期計画)をシンフォニーとして
つくってみるという着想。
要はビジネスと音楽が「構造と関係性」において
類似していることを見抜きKaneka Wayを
シンフォニーとして編集する遊び心がはいった
頭の体操だ。乗った!
※1 村上 春樹『 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011』 文藝春秋(文春文庫)、2012年
シンフォニーとビジネスの構造的関係性
「仕掛26」のプロローグ
構図化したプロローグのコンテンツは
次の目次にそって編集しました。「仕掛26」
がめざす「ゴールと志」をシンフォニー的にアレンジ
したつもりです。
経営は文化を経営のど真ん中におく
I. Change ! Yes, you can.
II. パンドラの箱
顛末はこうだ。
希望が隠れていた。
パンドラは全知全能の神ゼウスが造った世界最初の女性だ。
ゼウスがパンドラに贈ったとされるパンドラの箱。
中には病気や争いなど人類のあらゆる災いが
封じ込められていた。
パンドラが、好奇心から、約束を破って
開けてはいけない箱をあけた。
すると災いが飛びだし世界中に不幸が広がった。
慌ててパンドラが蓋を閉めたため
「希望」だけが箱の底に残った。
III. 大丈夫、その思いはきっと伝わる
Chaos(混沌)とAnarchy(無秩序)が広がる21世紀。
戦火が広がっている。
「希望」をパンドラの箱から解放したい。
「希望」の居場所をつくってやらねば・・・。
希望が住める「仕掛26」のプロローグにとりかかった。
志は、レイモンド・チャンドラーが語る
「強くなければ生きてゆけない 優しくなければ生きる資格がない」にある。
希望の物語へようこそ。
IV. ChangeそしてDiscover Future
私たちはChangeの時代を生きている。
毎日の「しごと」はChangeだ。
次の3Pを重視して時代が求めるTechnologyの種
を仕込みポートフォリオをダイナミックに変化させる。
V. 化学が開くニューフロンティア
化学が果たす役割は大きい。
化学は国の成長の原動力だ。
社会のいたるところで輝いている。
役に立っている。化学のイノベーションは社会課題の解決や
未踏の市場を拓く力がある。
「いのち」をカガクするカネカ。地球生命の謎を研究し
「いのち」を育み社会を支えていきたい。
非連続な成長の機会が待っている。
「いのちの経営」・「いのちのカガク」の深掘りを続ける。
ライフサイエンスに経営資源を重点的にシフトする。
・カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®
・ゲノム編集技術、バイオ医薬品、再生・細胞医療
・有機酪農乳製品事業、サプリメント、発酵培養プロセス技術
I. 分析ではない全体を洞察せよ
ビジネスは「生き物」だ。
全体観なしで、ビジネスの複雑な課題を因数のように分解・分析するとビジネスの
全体知を見失う。それは、まるで、生きた魚を解剖したときと同じだ。「いのち」の
喪失だ。
ビジネスには勝利の方程式がある。
部分をつなぎ全体を見抜くことだ。
II. 勘・閃き・第六感の発想職人の誕生
いやそればかりではない。
「複雑なるもの」は新しい自由意志を獲得する。
勝手に自己主張を始め、管理・制御が不能になる。
Kaneka Wayは、同志をインスパイアー・発酵させ、
勘・閃き・第六感で動く発想職人の集団をつくることだ。
ビジネス(複雑なるもの)を単なる技術論や
ハウツーで考えないことだ。
部分を集めても全体にならない。
Kaneka Wayは「志」で考え行動する。
I am determined ! I am engaged ! と。
強い「志」なしでは、どんな良いアイデアも、
それだけでは何も解決できない。
むずかしく考えるな。まず、動いてしまえ。
さっさと始め、進め、続けよ。
IV. 感じるが足りない。ダメだ。
見る、感じる、気づく、そして自分の想いをいれる。
街や現場のウォッチング。観察・洞察をはずすな。
点で部分部分を見たってブレるしマトをはずす。
仮説も立てられない。人もリードできない。
発想職人が拘るのは「良いね」と言われるよりも
「好きだね、買いたいね、使いたいね」と言わせること。
それにフォーカスする。
行動するのにいちいち理由を探さない。
動いた結果ダメだとわかったらすぐ次の
一手に動く。
I. 無常を生きる
II. 生きるとは変わること
変化のスピードはジェットコースターだ。
イノベーション。変わる価値観。不透明。不連続。
身近にあったもの、当たり前にあったものが消えてゆく。
例えば民主主義、ひょっとして自由や平等・人権、
そして「人のいのち」や「地球のいのち」までも危うい。
戦争・世界の分断・絆の断絶・エネルギーや食糧の危機。
過去の勝ちパターンは通用しない。
わたしたちは「変われるか」が試されてる。
IV. やると言ってみる
言葉一つで人は変われる。
やりたいことがあるなら、まず、「やる」と言ってみる。
そして「やる」と言ったら必ずやる。
あえてフェンスを乗り越えてゆこう。
望めばできる。
望まねばできない。
ひとつ手放す。
ひとつ手に入れる。
やりたかったことを始めるには遅すぎることはない。
VI. あなたはExtra One Milerか
なに、ストライクゾーンから外れてる?
でもそれはわたしの守備範囲だ。
非連続な変化の時代だからこそ
当面の関心ごととは違ってもいつも
アンテナを張っておけ!
ボーっと当面の関心ごとだけに引きずられるな。
気づくと深みがない幅がない人間になってるぞ。
ストライクゾーンとは違ってもその出会いを
見逃がさない。ちゃんと寄り道する。
アメリカではこんな野人をExtra One Milerと呼ぶ。
For the Team、勝敗の分かれ目で全力をだしきる。
自己犠牲もいとわない。
こんなメンバーがチームに何人いるか。
ゲームの勝敗はここで決まる。
I. イシューから始めよ
良い計画はイシューの正しい選択で決まる。
入口を間違ったら正しい答えには届かない。
イシューすなわち良い課題とは、
1.大きな課題であること、つまり解決すると
大きな価値が生まれるダイナミックな課題であること
2.解決すればリターンを生む課題であること
3.小さな課題に分解してその中で最も大きな影響を
もたらす課題から取り組むこと
II. Progress Management
3つのManagementで構成されるProgress Managementを
見える化(Transparency)すること。
III.「 SMART」Way
活動をプロジェクト化する
1.Goal(到達点)を定義する
2.Gapを埋める個別課題をコンセプトに括り大命題を定める
3.大命題を構造化し「SMART」なプロジェクトに落し込む。「SMART」とは
Specific, Measurable, Actionable, Realistic, Time-Limitedの
頭文字である
4.プロジェクトのOwnerと締め切りを決める
IV. Check Small Things !
釘1本で国が滅ぶ。
釘がないので 蹄鉄が打てない
蹄鉄が打てないので 馬が走れない
馬が走れないので 騎士が乗れない
騎士が乗れないので 戦いが出来ない
戦いが出来ないので 国が滅びた
すべては蹄鉄の釘がなかったせい
V. 信念
II. Discover Future 100 years !
What a wonderful Kaneka family !
What a wonderful world...
この曲は
ジャズの父ルイ・アームストロングこと
サッチモが熱唱する
「What a wonderful world この素晴らしき世界」だ。
「We are the world」もそうだけどこの曲も
Global Kaneka Songだと思うほどに大好きだ。
グローバルカネカの社歌だ。
だから、ときどき、「What a wonderful Kaneka family」
ともじって使ってる。
なぜなら、カネカは、「What a wonderful family ! 」
だからだ。
芯からそう思う。
あのひとはいつかいなくなる。
私も私の友人たちもいつかいなくなる。
でもあの木はなくならない。
木の下の石ころも土もなくならない。
あなたがいる、あなたがつないでくれる。
企業はNever Ending Story 。
I know you, you know me.
世界の友の
共感が共鳴する。
III. 詩のこころを読む
いい詩はひとの心を解き放ってくれますね。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ-俵万智『サラダ
記念日』-(※2)
小さなきっかけで人の心は揺れる。
俵万智さんはそれを豊かに表現してきました。
秘めてしまいがちな感情が
ありのままに顔をだします。
2026年がはじまりました。
「詩的なるもの」のこころ、その森をカネカは歩きます。
※2 俵万智『サラダ記念日』河出書房新社、1987年
感謝と祈り
現場に経営の神様が住んでいます。
現場で起きていることの一つひとつが、現場の一人ひとりの変化が経営そのもの
です。経営はディテールに光を当てて全体を動かすことです。
現場に立ち全体と部分を行き来しながら、時代の変化を先回りしたいと思ってい
ます。
本報告書を読んでいただきありがとうございます。
経営の現場を理解していただけたでしょうか。
この一年間「人間賛歌」の経営に取り組んできました。
みなさまへの感謝と祈りを込めて報告させていただきました。