次世代バイオ医薬品製造技術研究組合の発足についてのお知らせ

株式会社カネカ 広報室
2013/09/25
この度、経済産業省の「個別化医療に向けた次世代医薬品創出基盤技術開発(国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術)」プロジェクトを実施するための技術研究組合である「次世代バイオ医薬品製造技術研究組合」(以下、本組合)の設立が、経済産業省から認可されました。

株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、本組合に加入し、更に抗体医薬品精製の次世代技術開発に鋭意取り組みますので、ここにお知らせいたします。

当社は、既に高い抗体吸着容量と高流速での処理が可能なアルカリ耐性型プロテインA担体を開発し、昨年10月にKANEKA KanCapA(以下、本製品)の一般販売を開始いたしました。本製品は、これまで多くのお客様にご評価いただいており、すでに複数の大手製薬会社に治験薬製造用資材として採用されました。今後、販売量拡大に備え、生産設備の拡張などを進め、お客様のご希望に応えてまいります。さらに、既存製品を凌駕する高性能型クロマト担体の開発を進めると同時に、多様化する抗体医薬品にも対応した新規精製方法の開発も進めてまいります。

日本の医薬品開発を取り巻く環境は年々厳しいものとなっており、とりわけバイオ医薬品については、日本の研究開発が世界の中でも遅れをとっている状況にあるといわれています。そうした中で、当社は本組合を通じて、バイオ医薬品に求められる高度な製造技術に対応した製品を開発し、Made in Japan体制によるバイオ医薬品開発に貢献していきます。

以 上