カネカ太陽光発電設備を活用した自己託送の開始

株式会社カネカ IR・広報(Investors & Public Relations)部
2022年10月11日
 株式会社カネカ(本社:東京都港区、社長:田中 稔)は、カネカ高砂物流センター(以下、物流センター)で発電する電力の一部を別の自社拠点へ送る自己託送を開始します。本取り組みは、大阪ガス株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:藤原 正隆)、Daigasエナジー株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:井上 雅之)との協業により実現し、2022年12月より開始します。

 自己託送は、自社発電所で発電された電気を電力会社の送配電ネットワークを通じて遠隔地にある自社設備へ送電する仕組みであり、脱炭素に貢献する手段として注目を集めています。今回は、物流センターの屋根及び壁面に太陽電池1,180kWを設置し、発電した電力を自家消費しながら、余剰電力をグループ会社である株式会社カネカフード(兵庫県神戸市)に送電することで、カネカグループとして年間約270トンのCO2排出量削減を見込んでいます。

 当社は、2050年にカーボンニュートラルを実現するべく、自家発電設備の燃料転換や生産プロセスの革新による直接的なCO2削減をおこなうと共に、当社が設置した太陽電池設備の余剰電力を自己託送により自社消費することで、2030年にCO2排出量約30%削減(対2013年比)を実現します。自社のみならず社会全体への価値提供に向け、各自治体との連携も始めています。太陽電池、断熱材をはじめとする当社の環境配慮製品を用いたトータルエネルギーソリューションを地域に幅広く実装し、世界を「健康」にしていきます。
 

以 上

            
                        カネカ高砂物流センターの外観