脳動脈瘤塞栓コイル「i-ED COIL™」欧州市場にて販売開始
株式会社カネカ
広報(Public Relations)部
2025年11月10日
株式会社カネカ(本社:東京都港区、社長:藤井 一彦)は、脳動脈瘤塞栓コイル(※1)(製品名:i-ED COIL™)を10月より欧州にて販売開始しました。本製品は、7月にEU医療機器規則(※2)に基づくEC認証(※3)を取得しており、カネカメディカルヨーロッパ N.V.を通じて欧州を中心とした地域に展開いたします。広報(Public Relations)部
2025年11月10日
i-ED COIL™は原材料である金属線の太さや構造の工夫により、世界最高水準の柔軟性を持たせた脳動脈瘤塞栓コイルです。その柔軟性から従来品よりも動脈瘤内にコイルを高密度に詰められるだけでなく、不規則な形状の動脈瘤にも対応することができます。動脈瘤の破裂リスク低減に貢献する点が医師から高く評価され、2019年に日本市場で上市して以降、順調に販売を伸ばしています。
当社は、心臓・末梢血管疾患および脳血管疾患の治療デバイスに加え、消化管疾患の治療に用いる医療機器など、幅広い分野で事業を展開しています。今後、i-ED COIL™をはじめとする製品をグローバルに展開することで、Medical事業を含むHealth Care Solutions Unitにおいて、2030年には売上高3,000億円の達成を目指します。
当社は、「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks “Wellness First”.」という考えのもと、すべての人に先端医療が当たり前に普及する世界、地球環境と生活の革新にカガクが貢献する世界を実現します。
以 上
(※1)脳動脈瘤の治療に用いられる医療機器。カテーテルの中を通して動脈瘤内に送り込み、動脈瘤に血液が入らないようにする。脳動脈瘤とは脳の動脈に発生するこぶであり、破裂するとくも膜下出血を発症する。
(※2)正式名称は、欧州議会および理事会規則 (EC) 第2017/745号「医療機器規則」。EU加盟国で流通する医療機器に適用される法規で2021年より施行された。
(※3)EU医療機器規則に基づき、製品が安全性・性能・品質管理などの要件を満たしていることを証明する制度。EC認証を取得した製品は、その証としてCEマークを表示できる。

塞栓コイル(i-ED COIL™) 血管内治療イメージ図
(※2)正式名称は、欧州議会および理事会規則 (EC) 第2017/745号「医療機器規則」。EU加盟国で流通する医療機器に適用される法規で2021年より施行された。
(※3)EU医療機器規則に基づき、製品が安全性・性能・品質管理などの要件を満たしていることを証明する制度。EC認証を取得した製品は、その証としてCEマークを表示できる。
塞栓コイル(i-ED COIL™) 血管内治療イメージ図
