発泡ポリスチレン樹脂の価格修正について

3月1日出荷分より、キログラム当たり汎用品30円の値上げ

株式会社カネカ 広報室
2011/02/25
株式会社カネカ(本社:大阪市北区。社長:菅原公一)は、原料高騰を受け発泡ポリスチレン樹脂(製品名 カネパール)の販売価格を修正します。具体的には、現行価格に対しキログラム当たり汎用品30円、特殊品45円以上の値上げとし、本年3月1日出荷分より実施します。

昨年の秋より、原油・ナフサ価格の高騰が続き、本年1〜3月期の国産ナフサ価格はキロリットル当たり52,000円以上のレベルまで上昇する見込みです。また近々ではエジプトで不安定な政情が勃発、中東の産油国に対する波及と原油価格に関する環境要因は予断を許さない情勢が続いております。
このような背景のもと、カネパールの主原料であるスチレンモノマーも急騰し、加えて発泡ガスやその他の副原料、ユーティリティーコストも上がり続け、特に難燃剤は大きく跳ね上がり、カネパールの製品原価は予想を大幅に超える上昇となっております。

当社は、コスト圧縮など、事業収益の改善に努めてきましたが、原料価格の騰勢に対して、自助努力だけでは限界に達しており、事業存続のためには、需要家への価格転嫁も避けられない状態となりました。

以 上