カネカ 第51回日化協技術賞「総合賞」を受賞

―「カネエース®MXの研究開発と工業化」で―

株式会社カネカ IR・広報部
2019年6月13日
 

 株式会社カネカ(本社:東京都、社長:角倉 護)は、一般社団法人日本化学工業協会*1(所在地:東京都中央区、会長:淡輪 敏)より「カネエース®MXの研究開発と工業化」に対して、第51回日化協技術賞「総合賞」*2を受賞し、5月24日に日本化学工業協会総会(場所:パレスホテル東京)にて授賞式が行われました。

 カネエース®MX(以下、MX)は、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂に、多層構造のポリマー粒子(コアシェルゴム*3 以下、CSR)を均一に分散させた改質剤です。MXを用いることで、エポキシ樹脂が本来持つ耐熱性を損なうことなく、靭性や耐久性を高めることができます。
 CSRは、粉体であることからエポキシ樹脂のような液状熱硬化性樹脂においては均一に分散させることが困難であり、工業的にはほとんど適用されていませんでした。当社は、専用に設計されたCSRをエポキシ樹脂に分散させる独自プロセスを開発し、工業化に成功したことが評価され、受賞に至りました。

 MXは、自動車用構造接着剤、風力発電の羽根用接着剤、複合材料、銅張り積層板などの強化剤としてグローバルに販売が拡大しております。旺盛な需要に対応すべく生産能力の倍増計画も既に決定しており、2020年7月の稼動を予定しています。

 当社はMXをグローバルに提供し、モビリティの進化や快適な暮らしに貢献することで、2025年に売上高200億円を目指して、事業拡大を図ってまいります。

以 上

  1. 日本化学工業協会は、1948年に設立され、化学工業に関する生産、流通、消費などの調査・研究ならびに化学工業に関する技術、労働、環境、安全などに係る諸問題の調査・研究や、対策の企画・推進などを行う協会。
  2. 日化協技術賞は、独創性に富んだ優れた技術で、科学技術の進歩に貢献し、かつ産業上の価値が高く、産業ならびに経済社会の発展に大きく寄与した研究開発に対して贈られる。総合賞、特別技術賞、環境技術賞の3分野がある。
  3. 粒子の中心に「コア」があり、その周囲を「シェル」が取り囲んでいる多層構造になった粒子。コアとシェルの組み合わせで、様々な機能を発現する。

 

 

 

 

 

第51回日化協技術賞の授賞式で撮影
前列左から、中嶋伸匡、古川龍二
後列左から、上野雅邦、山口克己、古川誉士夫