PHBHは、植物油を原料に微生物により生産されたポリマーです。
自然界に存在する多くの微生物により生分解され、最終的には二酸化炭素と水になります。
土中だけでなく、これまで難しかった海水中での生分解を実現できたのはカネカの強みです。
- 2017年
- 海水中で生分解する認証
「OK Biodegradable MARINE」を取得※一部の製品グレードで取得
海洋マイクロプラスチック問題の解決をはじめ、
地球環境保全に貢献していくことで世界を健康にしていきます。
限りある自然を守るためにカネカができること
PHBHは、植物油を原料に微生物により生産されたポリマーです。
自然界に存在する多くの微生物により生分解され、最終的には二酸化炭素と水になります。
土中だけでなく、これまで難しかった海水中での生分解を実現できたのはカネカの強みです。
カネカが開発に乗り出したのは1990年代前半。当時は、海洋マイクロプラスチック問題はまだ世界的には認識されておらず、石油資源に依存しない、環境にやさしいソリューションを提供したいという思いが原点でした。
カネカの研究者は、ポリマーを作り出す微生物を見つけ出すために各地に出向き調査している時、なんとカネカの高砂工業所の土の中でPHBHを作り出す微生物を発見したのです!ただし、発見された微生物ではわずかなPHBHしか作り出せず、PHBHを大量に作り出す微生物ができても、実用化には課題が山積みでした。
しかし、それから長年にわたり培ってきたカネカ独自の高分子技術とバイオ技術を結集・融合しながら試行錯誤を繰り返すことで、世界で初めてPHBHの工業化に成功しました。
現在は、本格的な量産化に向けて取り組んでいます。
TO GO(持ち帰り)用のフォーク、ナイフ、マドラースプーン、ヨーグルト用スプーンに使用されています。
セブンカフェにおいて、カネカ生分解性ポリマーGreen Planet®を用いたストローが使用されています。
2019年4月から、カネカ生分解性ポリマーGreen Planet®を用いた化粧品用容器の共同開発に取り組んでいます。
「お~いお茶 緑茶」「お~いお茶 ほうじ茶」「健康ミネラルむぎ茶」250ml紙パックの伸縮ストローに使用されています。
弁当や丼、スープのスプーンに使用されています。
JALUXの運営する空港店舗(那覇空港)でショッピングバッグに使用されています。
THE NORTH FACE直営店に併設のカフェで使用されるストローに採用されています。
プラスチックは、私たちの暮らしにとって便利で欠かせないものですが、
きちんと処理がされないことで海に流れ出てしまい、
生態系や人々の健康に悪影響を与える可能性があります。
海水中でも生分解するPHBHを使った製品が、全世界に広がることによって、
海洋マイクロプラスチック問題の解決をはじめ豊かな地球環境を守っていきたいと考えています。
カネカは、PHBHの力で世界を健康にしていきます。
2018年以降のリリースとお知らせの内容は以下の通りです。
2018年より放送開始
2020年11月作成
※カネカ生分解性ポリマー、PHBHは株式会社カネカの登録商標です。
※「カネカ生分解性ポリマーPHBH」は、「カネカ生分解性ポリマーGreen Planet®」の旧名称です。