近年注目を集めるバイオ医薬品の主役を担う抗体医薬(体内で免疫を司る抗体を医薬品に応用したもの)を製造する際、高純度精製に欠かせないのがこのアフィニティ担体です。
当社のバイオ技術と合成技術を融合して開発したKANEKA KanCap™シリーズは、多様化が進む抗体医薬の様々な品種に適応できるよう、豊富なラインナップを取り揃えています。

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製品名
用途・概要

KANEKA KanCapA™ 3G

担体1Lあたり60gを超える非常に高い抗体結合容量と、特徴的な不純物除去性を備えたセルロース基材のプロテインA担体です。従来品と比較してよりマイルドな酸性溶出条件の選択が可能であり、凝集体の増加リスクを低減し、より高純度に、より高収率にFc領域を有する抗体やFc融合タンパク質の精製が可能です。ラボから臨床・商用生産までスケーラブルなプロセス開発に使用可能です。

KANEKA KanCapA™

高い結合容量と高いアルカリ耐性を有するセルロース基材のプロテインA担体です。優れた圧流速特性を有する標準タイプのプロテインA担体として、大型カラムを用いた大規模抗体医薬品製造まで対応可能であり、既に臨床応用に複数採用されています。ラボから臨床・商用生産まで、Fcを有する抗体およびFc融合タンパク質の精製に最適です。

KANEKA KanCap™G

セルロース基材のプロテインG担体です。野生型プロテインGをリガンドとする既存製品と比較し、抗体のCH1領域への親和性を高めた高機能プロテインGリガンドを採用しているため、FabやF(ab')2等CH1領域を含む抗体フラグメントを高結合容量かつ高回収率で精製可能です。Fc領域を有する抗体やFc融合タンパク質の精製にもご利用いただけます。

KANEKA KanCap™L

セルロース基材のプロテインL担体です。野生型プロテインLをリガンドとする既存製品と比較して、より広い選択性を持つ高機能プロテインLリガンドを採用しているため、幅広くκ軽鎖を持つ抗体及び抗体フラグメント(scFvやdiabody、Fab、F(ab')2など)を高結合容量かつ高回収率で精製可能です。

関連トピックス

Health Care

Pharma

バイオ技術と合成技術を基幹技術とし、従来の合成医薬品から最先端のバイオ医薬品に至るまで、幅広い分野で医薬に貢献。世界中の医薬品メーカーに価値あるソリューションを提供しつづけています。

低分子医薬品、API

抗体医薬精製用
アフィニティー担体
(KANEKA KanCap™ series)

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