汚染防止と化学物質管理

カネカグループでは、大気・水質の汚染防止、人や環境に有害な化学物質の適正な管理と排出量の削減に取り組んでいます。

(注) 気候変動・環境保全にかかる指標データについて、「データ集2025 」で第三者による保証を受け、信頼性・透明性を担保しています。
環境に関する指標データの算定方法などは、「環境に関する指標データの算定方法と説明」をご確認ください。
報告対象会社は、カネカと国内グループ51社、海外グループ会社16社です。会社一覧は、「報告対象組織」をご覧ください。

大気汚染防止

カネカは、大気汚染防止法の規制値や自治体との協定値を遵守、協定値より厳しい自主的に定めた目標値を設定し、生産活動を行っています。
2024年度は、カネカ全工場でSOx、NOx、ばいじんの排出量が前年度より増加しました。これは、石炭ボイラーの稼働時間が例年通りに戻ったことによるものです。

(注)合計は四捨五入の関係で合致しない箇所があります。

SOx排出量(※1)

NOx排出量(※1、2)

ばいじん排出量(※1、2)

※12024年度より、原則として測定義務のある施設を対象としています。なお、カネカマレーシアグループについては、燃料の燃焼を伴わない施設について対象外としています。

※2一部国内グループ会社において、集計漏れ等があったため2023年度の実績値を修正しました。

水の保全

カネカは、水質汚濁防止法の規制値や自治体との協定値を遵守し、生産活動を行っています。
2024年度は、カネカグループの水使用量(取水量)が36.2百万m3、排水量が31.8百万m3でした。
水の保全においては、取水量をモニタリングし、効率的な水利用に努めます。また水質汚染防止の観点から、公共用水域排水の水質維持・向上を図っていきます。
水リスク評価については、カネカグループの各事業所、国内外グループ会社の拠点において、評価ツール(Aqueduct Water Risk Atlas)で水ストレスが高い地域を特定し、全体の取水量に占める水ストレス地域の取水量の割合から、カネカグループ全体における水リスクは高くないことを確認しています。今後は、評価対象とする地理的・時間的範囲を拡大し、評価結果に基づいて優先順位をつけて対応を実施していきます。

(注)合計は四捨五入の関係で合致しない箇所があります。

水使用量(取水量)(※3、4、5)

排水量(※3、4、6)

公共用水域への排水中のCOD(※3、4、6、7)

公共用水域への排水中の窒素量(※3、4、6、7)

公共用水域への排水中のリン量(※3、4、6、7)

公共用水域への排水中のSS(浮遊物質)量(※3、4、6、7)

※3 工場部門以外の非製造施設も含みます。

※4 2023年度の実績値について、国内グループ会社ならびに海外グループ会社において、集計漏れおよび算定誤りが判明したため修正しました。

※5 カネカマレーシアのタンクヤードでの水使用量は含みません。

※6 カネカマレーシアのタンクヤードでの排水量は含みません。

※7 2024年度より水質測定義務のある事業所のみを対象としています。

VOC(揮発性有機化合物)排出削減

VOC(※8)は、光化学スモッグの原因物質を生成することが知られており、その排出量の削減に取り組んでいます。カネカでは、2015年度にVOC排出量を1,800トン以下に抑制する目標を設定しました。
2024年度のVOC排出量は、1,728トンで前年度より2.5%増加しましたが、目標を達成することができました。
VOC排出量の低減に向けては、冷凍機の更新で冷凍能力のアップによりVOC排出量の46%を占めるアセトンの回収率向上に取り組んでいます。今後もVOCの排出量の管理と低減に努めていきます。

※8 VOC(揮発性有機化合物):大気中に排出、または飛散したときに容易に揮発する物質で、浮遊粒子状物質の生成や光化学オキシダントの原因になるとされている有機化合物のことです。

VOC排出量(カネカ)

有害大気汚染物質

カネカが自主的に排出量の削減を目指している有害大気汚染物質6物質の排出量は、2024年度合計22.2トンで、前年度の19.2トンから15.5%増加しました。これは、2024年4月に高砂工業所で発生した大気不安定に伴う降ひょうの影響で停電が発生し、一時的にクロロエチレン、1,2-ジクロロエタンの排出量が増加したことによるものです。
高砂工業所では、設備管理の強化を進め、これら有害大気汚染物質の排出量抑制に取り組んでいます。
引き続き、環境負荷低減に向けて、排出量の抑制に努めていきます。

クロロエチレン大気排出量

1,2-ジクロロエタン大気排出量

クロロホルム大気排出量

アクリロニトリル大気排出量

1,3-ブタジエン大気排出量

ジクロロメタン大気排出量

※92023年度の実績値について、データの集計漏れがあったため修正しました。

PRTR法対象物質

化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)に基づき、対象化学物質の排出·移動した量を算定しています。

カネカのPRTR法対象化学物質の排出量・移動量

(単位:kg)

  管理番号 化学物質の名称 2024年度 2023年度
排出量 移動量 排出量
大気への排出 公共用水域への排出 当該事業所における土壌への排出 当該事業所における埋立処分 合計 合計 合計
排出量の多い10物質 598 塩素酸並びにそのカリウム塩及びナトリウム塩(※10) 0 116,023 0 0 116,023 0 137,288
392 ヘキサン 25,645 0 0 0 25,645 135,758 20,699
94 クロロエチレン(別名塩化ビニル) 15,500 561 0 0 16,061 946 13,632
595 エチレンジアミン四酢酸並びにそのカリウム塩及びびナトリウム塩(※11) 0 8,777 0 0 8,777 3,442 19,521
275 ドデシル硫酸
ナトリウム
0 8,479 0 0 8,479 0 8,504
420 メタクリル酸メチル 5,304 37 0 0 5,341 1 5,024
134 酢酸ビニル 4,912 312 0 0 5,224 0 14,257
232 N,N-ジメチル
ホルムアミド
3,446 1,212 0 0 4,658 233,547 3,418
7 アクリル酸ブチル 4,447 1 0 0 4,448 3,737 3,313
157 1,2-ジクロロエタン 3,817 163 0 0 3,980 0 2,998
上記10物質以外の小計 15,418 5,148 0 0 20,566 93,684 23,247
全物質合計 78,489 140,712 0 0 219,200 471,115 250,901

(注)PRTR法届出対象の515物質のうち、カネカの届出対象物質数は59種類。
合計は四捨五入の関係で合致しない箇所があります。

※102023年度の塩素酸並びにそのカリウム塩及びナトリウム塩の集計漏れがあっため、修正しました。

※112024年度からエチレンジアミン四酢酸並びにそのカリウム塩及びナトリウム塩の算定方法を、文献値による算定から実測に基づいた算定に見直しました。

国内グループ会社のPRTR法対象化学物質の排出量・移動量

(単位:kg)

  管理番号 化学物質の名称 2024年度 2023年度
排出量 移動量 排出量
大気への排出 公共用水域への排出 当該事業所における土壌への排出 当該事業所における埋立処分 合計 合計 合計
排出量の多い10物質 232 N,N-ジメチル
ホルムアミド
42,921 0 0 0 42,921 16,868 35,040
300 トルエン 31,172 0 0 0 31,172 869,026 26,924
691 トリメチルベンゼン 2,711 0 0 0 2,711 0 2,805
80 キシレン 2,530 0 0 0 2,530 0 2,619
186 ジクロロメタン
(別名:塩化メチレン)
1,580 0 0 0 1,580 24,440 2,528
392 ヘキサン 1,000 0 0 0 1,000 19,516 470
355 フタル酸ビス
(2-エチルヘキシル)
374 30 0 0 404 227,745 345
56 エチレンオキシド 158 0 0 0 158 0 196
438 メチルナフタレン 67 0 0 0 67 1,534 72
731 ヘブタン 5 0 0 0 5 5,339
上記10物質以外の小計 4 3 0 0 7 20,280 512
全物質合計 82,523 33 0 0 82,556 1,184,748 71,509

(注)PRTR法届出対象の515物質のうち、国内グループ会社の届出対象物質数は35種類。
合計は四捨五入の関係で合致しない箇所があります。

CHECK & ACTION

大気、水質の環境負荷については負荷低減策の推進を図るとともに、異常時にも迅速に対応できるように努めています。

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