ESG推進
ステークホルダーとのコミュニケーション
基本的な考え方
カネカグループは、「一人ひとりの真摯で前向きな努力による企業理念の実現を通じて、社会的責任を果たします。」というESG憲章のもと、善良な市民として、すべてのステークホルダーのみなさまとともにサステナブルな未来を見つめます。
また、積極的な情報開示とコミュニケーションを通して、ステークホルダーとの信頼関係を築き、持続可能な社会の実現に努めていきます。
ステークホルダーとのコミュニケーション
ステークホルダー | 考え方 | コミュニケーションの機会 | 取り組み実績 |
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お客様 | お客様に良質な製品やサービスの「価値」を提供することで、社会全体の「健康」に貢献します。製品の安全性を確保し、情報公開を徹底します。 |
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地域・社会 | 地域に根ざした企業活動を行い、社会貢献や地域交流を推進します。また、工場操業の安全性確保や情報公開を通じて、健全な地域・社会づくりに貢献します。 |
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株主・投資家 | 企業姿勢やブランド価値を認め、株主に適正な利益還元と情報開示を行うことで、「健康な企業」と「健康な社会」を目指し、グループ全体の信頼性を高めます。 |
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社員 | グループ社員やその家族も念頭に置き、働きがいや適正な処遇・報酬、安全な職場環境などを提供し、健康的な職場環境を整えます。また、多様性にも配慮します。 |
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取引先 (仕入先) |
仕入先や外注先とコンプライアンスを重視した公正な取引を行い、取引機会の平等を念頭に置きながら、共存共栄を目指す健全な関係性を築きます。 |
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環境 | 原材料調達、製造、運搬などの過程で環境負荷の低減に努めます。また、先端素材や独創的な技術の開発を通じて、地球環境の「健康」に貢献し、社会的責任を果たします。 |
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労働組合との対話
カネカ労働組合とは、労使共同目標の制定と労働協約を締結しています。
相互信頼のもと、労働協約で定めた話し合う基準・機関・手続きに従い、経営施策の理解と浸透、労働条件の向上の諸課題などについて、建設的な対話を実施しています。
2023年度の中央労使の対話のテーマは、安全・衛生に関する課題解決、総実労働時間削減を含めた働き方改革、労使で確認した標準生計基準額を全員が満たしていることの確認などです(15回開催)。事業場・職場労使においても、健康で働きやすくやりがいを感じる職場環境を目指した対話を継続しています。
事業場ごとに開催している安全衛生委員会(1回/月) には労働組合の代表も参画しています。
当社はユニオンショップ制を採用しており、幹部職などを除くすべての正社員がカネカ労働組合に加入しています。
2024年3月末時点の組合員数は2,886名です。
中央・事業場・職場労使において、主に①労使共同目標実現のための諸課題について広く意見交換を行う労使懇談会、②制度、労働条件とその運用について取り決めする労使協議会を開催しています。